300GHz~1μHz(超高周波/ミリ波/マイクロ波/UHF/VHF/超低周波)のキーコム:
ご要望に応じて少量から設計・製作・測定 致します。お気軽にお問合せ下さい。

空洞共振器法 EMC対策用ケース材料評価システム

Catalog No. emc71002070405-08

通常、たとえば、プラズマディスプレイ用裏面ケースなどには鉄やアルミニウム、または、アルミニウム蒸着付プラスチックを用います。
この際、
・ケースの穴は導電性シートを用いて塞ぐ。
・取り付けは導電性ガスケットを介して行い、ケースが電気的に宙に浮いてアンテナにならないようにする。
などの対策を行います。しかし最近、ケース内が共振器になって、不要電磁波が100倍にも、500倍にも増幅してしまい、この一部がケースの穴やケーブルまたは画面から漏れてくるという大きな問題がわかってきました。
そこで、ケースは導体であるが、その表面は電波吸収タイプにする。しかし、接続するときは導体になっている。すなわち、導電タイプの電波吸収機能付導電ケースが有用になってきました。このような材料を評価するシステムです。

構成


仕 様

・適用周波数:1GHz付近
・試料   :大きさ 25mmX25mm
        厚さ  0.1~2mm
・適用測定器等:ベクトルネットワ-クアナライザ、スカラ-ネットワ-クアナライザ、
           または受信器付シンセサイズドスイ-パ
           Wlndows PC(ナショナルインスツルメント製GPIBボード付〉

モデル番号

・共振器キット
  COE-01 共振器操作器
  TMR-1D 1GHz近辺用共振器キット
  TMR-5D 5GHz近辺用共振器キット
・プログラム
  DMP-70 EMC対策用ケース材料評価プログラム
・CM06D-APC2.9(m)APC2.9(m)―1000 
  40Ghz用同軸ケーブルアセンブリ(1m)2本

このほかに必要なもの

・ネットワークアナライザ
・Windovsコンピュータ
・プリンタ


 

材料を1辺25mmの四角形に切り、プラスチック製の取付け具に貼り、空洞共振器の中に入れます。〈図1)

           図1 EMC対策用ケース材料評価システム
すると、空(から)のときの共振器の共振周波数とQ値が、試料を入れることによって、両方とも低下します。このQ値の低下が大きいほど優れたケース材料です。このシステムで測定した材料のままのQ値と、このシステムで測定した材料で製作したケースのQ値とを表1に示しますが、傾向もEMC効果も一致しています。

表1 各種材料の本システムによるQ値とケースのQ値

材料名 材料のQ値 左の材料で製作したケースのQ値 EMC効果
空(材料なし 6265
A 6133 2300 なし
B 5635 2110
C 5370 2000
D 5218 1950

なお、実際に材料Cを測定したときの測定画面の一例を次に示します。
グラフは共振カーブです。右の部分にQ値が示されています


測定画面の一例