募集要項
募集職種 | ・アナログ技術者 ・ローノイズアンプ、パワーアンプ、ミキサー開発 ・レーダー等のシステム開発 ・ミリ波・マイクロ波を用いた分析装置の開発 ・上記に用いるソフトウエア開発 ・上記に関する技術営業 |
資質 | ねばり強く、目的達成能力の高い方 |
選考方法 | 書類 面接 作文 |
勤務条件
雇用形態 | 正社員(期間の定め:無) 試用期間:有 3ヶ月(試用期間中の勤務条件:変更無) |
勤務地 | 本社および東京事務所(転勤無) 喫煙環境:敷地内禁煙(屋外喫煙可能場所有) |
就業時間 | 9:00~18:00(所定労働時間8時間00分 休憩60分) [選択式勤務時間制度有 (1)7:00~16:00 (2)8:00~17:00 (3)9:00~18:00 (4)10:00~19:00 より勤務時間を選択することができます] 残業:有 残業手当:有 固定残業代制 超過分別途支給 固定残業代の相当時間:45.0時間/月 |
休日休暇 | 年間120日(土曜、日曜、祝日) 年次有給休暇(入社半年経過時点10日 最高付与日数20日) その他慶弔 |
通勤交通費 | 全額支給 |
各種保険 | 健康保険:有、厚生年金:有、雇用保険:有、労災保険:有 |
JR山手線大塚駅近辺の本社および東京事務所を合わせて、およそ350坪(1160m^2)に60名が働いています |
技術部社員の一日「室内レーダ・テスト・システムの設計/開発」というお仕事 (トラ技Jr No.47)
トラ技Jr No.47 の「就職の扉 未来のモノづくりを支える」にキーコム社員が寄稿させていただいた記事を加筆修正し下記に記載いたしました。
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室内レーダーテストシステムとは
現在、日本の自動車の75%にミリ波レーダーが搭載されています。これが前方2m~300mの車等を探知し、衝突防止や追尾走行等の機能を実行します。レーダーの試験は通常、自動車のテストコース等で行う必要がありますが、室内向けに簡素化したのが本システムです。
①反射波の強さを変えて車や人等のターゲットを再現する、
②反射波の送信時間をずらして相対距離・速度を変化させる等の高度な技術を駆使します。
現在、私は、システムに用いる79GHzのミキサー回路とマイクロ波部のアンプ回路のシミュレーション・実装・評価をしています。
調達の視点を開発設計に活かす
私は部品・材料調達担当として現在の職場に転職しましたが、電気に関しては門外漢です。価格交渉上、図面全体を俯瞰して高性能・低費用を両立する電気回路を考えるうち、部品の特性だけでなく回路・システムの動きが見えてきました。
ある時、調達の視点で10GHz前後のRFモジュールの改善を提案した際に設計を任され、初めて高周波回路シミュレータに触れました。
周波数の帯域幅が5GHzと広かったため、伝送線路のライン幅の決定や、基板材料の選定など時間がかかりました。
苦労の末に周波数特性の改善を実現した感動が忘れられず、いまの開発部門に移籍しました。
基礎の徹底が重要
いまは、高校生のときに勉強した三角関数,行列,ベクトル、複素数などの数学の基礎知識を再度勉強しつつ、レーダー・通信に必要な変調技術やC、Pythonなどの言語を必死に学習しています。
様々な測定器がある環境
弊社には、デジタルマルチメーター、オシロスコープはもちろんのこと、スペクトラムアナライザ、ベクトルネットワークワナライザが、多くあります。また、そのどれもが幅広く高い周波数まで使えるものです。最新のものは170GHzまで測定ができます。
大学や企業の先行開発のお客様から、カスタマイズでの相談を受けるとき、すぐに実験をしデータを出せることや、
測定をすることで新たな気づき、発見がある点も、この会社・環境のいいところだと思います。
心強い仲間の存在
私自身、知識が乏しい中で、大切なものは一緒に働く仲間、上司の存在です。わからないことを聞くと、仕事の手を止めて話を聞いてくれる方が多いです。
会社で働くことのメリットの一つは一人ではできないことができること、協力し合って仕事を遂行させることだと思います。
教え合い、助け合い、協力しあえる人が多くいるのがこの会社の特徴だと思います。
とある1日のスケジュール
10:00 | 出社 |
10:00-10:30 | 一日のto doをまとめる |
10:30-12:00 | 時間のかかる電磁界SimulationをPCに計算させながら、メールの返信、他の人が設計した電源回路の確認 |
12:00-13:00 | 昼食 |
13:00-13:30 | 部内の週礼 |
13:30-14:00 | 測定者と測定方法を確認しながらVNAを使用したフィルターの測定・開発 |
14:00-16:00 | プロジェクトの打合せ。回路の整合性、全体設計、スケジュールの確認 |
17:00-18:00 | 電磁界のSimulationの結果を確認し、再設計・再シミュレーションをPCにさせながらデータをまとめる |
18:00-19:00 | 部品のケース設計、見積依頼、発注依頼。一日の仕事をまとめ、測定器などの片付け |
19:00 | 退社 |