自由空間法 ミリ波 比誘電率/誘電正接(εr'/tanδ)
透過減衰量および散乱断面積(RCS)測定システム
Model No. zzz22
Feature
50GHzから300GHzまで測定可能なシステムです。
透過減衰量, 比誘電率/誘電正接 測定
ミリ波が平板を透過するときの周波数と透過減衰量の関係から比誘電率とtanδを求めます。
同軸管タイプや導波管タイプと違い、フィクスチャ内にサンプルを入れないため、エア・ギャップによるエラーが発生しません。
また、アンテナにレンズを取り付けていますのでコンパクトにかかわらず、サンプルを平面波で測定できます。
なお、試料が小さい場合は、ホーンアンテナとレンズの間を長く調整し、平面波を絞ってビームタイプで測定することが出来ます。
(ビームタイプは、ビームの平面波部分が微少距離のため、精度は悪くなります。)
散乱断面積(RCS) 測定
回転している測定対象物に平面波を照射し、その対象物からの反射波を受信します。その後、標準のRCS体と比較することによって、RCSを算出します。
試料の大きさ
平面波方式 |
100mm x 100mm |
ビーム方式 |
30mm x 30mm |
測定範囲
透過減衰量
使用VNAに依存する。
比誘電率/誘電正接
比誘電率 |
1.1 ~ 30 |
精度±10% 但し使用VNAに依存する |
誘電正接 |
0.01 ~ 0.3 |
精度±20% 但し使用VNAに依存する |
散乱断面積(RCS)
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散乱断面積(RCS) |
m^2 |
dB m^2 |
50GHz |
10 ~ 0.01 |
10 ~ -20 |
100GHz |
50 ~ 0.05 |
17 ~ -13 |
300GHz |
100 ~ 0.1 |
20 ~ -10 |
構成
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参考構成(アンテナ固定型) |
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データ例
比誘電率/誘電正接
横軸を周波数として、透過減衰量を表示します。また、複数のグラフも同時に表示可能です。
その後シミュレーションソフトを用いて比誘電率(εr')と誘電正接(tanδ)を算出します。 |
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散乱断面積(RCS)
直径81mm 厚さ10mmのアルミニウム板のモノスタティックRCS |
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仕様およびご発注の仕方(下記部品番号もしくはご要望をお知らせください
品名 |
部品番号 |
自由空間法 ミリ波 比誘電率/誘電正接(εr'/tanδ)
透過減衰量および散乱断面積(RCS)測定システム 一式 |
zzz22 |
※VNAを含みません。
※Agilent Technologies社製、ExtenderはN5250-W15, 10, 06および03を使用します。本体N5222Aへのダイレクトコネクション
にて動作します。
内訳
本体 |
レンズ、レンズ固定枠、アンテナ移動機構、試料台上下移動機構、試料回転機構、キヤリプレーション用金属板、キャリブレーション用コーナリフレクタ
・アンテナ間移動範囲:400mm
・アンテナ回転角:±150°
・位置決め精度(アンテナ間方向):10μm程度以下
・位置決め精度(アンテナ角度方向):1°以下
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CBC-07 |
アンテナ(同軸導波管変換器なし ゲイン10dBi 固定枠付) 2個 |
周波数範囲:50-75GHz (WR-15) |
ANN15-02 |
周波数範囲:75-110GHz (WR-10) |
ANN10-02 |
周波数範囲:110-170GHz (WR-6) |
ANN06-02 |
周波数範囲:170-260GHz (WR-4) |
ANN04-02 |
周波数範囲:5220-325GHz (WR-3) |
ANN03-02 |
比誘電率、誘電正接、および透過減衰量用ソフトウェア 移動コントロールソフト付 |
比誘電率、誘電正接、および透過減衰量を表示します。 |
DMP-19 |
散乱断面積(RCS)用ソフトウェア |
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DMP-28 |
Windows PC |
CPU core-i3 2GHz以上, メモリ:4G, HDD 500G以上 |
Windows PC |
GPIB接続ケーブル 3本 |
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GP-01 |
定価
40,000,000
(yen
)