300GHz~1Hz(超高周波/ミリ波/マイクロ波/超低周波)のキーコム
ご要望に応じて少量から設計・製作・測定 致します。

車載用テストシステム/ADAS評価システム/レーダー測定システム(ミリ波・マイクロ波)関連

Model No. XRE
Feature
キーコムは、車載用レーダー等、量産品のミリ波・マイクロ波レーダーの送信パワー、周波数、アンテナビームアライメント、距離精度、角度精度、受信性能等、各種性能を測定し評価するシステムを多数取り揃えております。
レーダーの距離精度、出力などを評価するレーダーテストシステム(RTS)、レーダーの取り付け位置を調整するためのレーダーアライメントシステム(RAS)等、ご希望に応じて開発・製造も行っております。

レーダーシステム/ミリ波レーダー開発・製造/マイクロ波レーダー開発・製造はこちら
レーダークロスセクション(RCS)測定(観測・評価)システムはこちら

1.  レーダー標準ターゲット

  1.1.  レーダー標準ターゲット(球・三角錐/コーナーリフレクター) [RES02]   1.2.  シリコーンファントム(シリコンファントム) [EMA06]
 

 

 
形状 球型 三角錐型
特徴 指向性なし
取扱簡単
広指向性
レーザーポインタ付(オプション)
  衝突防止レーダーの走行テスト(走行試験、実走試験)、携帯電話の比吸収率(SAR)測定、ウエアラブ通信用実験などに用いる人体用ファントムで、電気定数はIEEE1528に基づいています。
容易に穴加工ができます。また、皮膚だけを分離できるようにすることもできます。ご相談下さい。
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2.  車載用レーダー/ミリ波レーダー(自動車用) 評価

2-1.  レーダーのラインテスト

  2.1.1.  レーダー機能テストシステム [RFTS01]   2.1.2.  占有帯域幅測定システム [OBW01]
 

60GHz,76.5GHz,79GHzタイプ等のレーダーの様々な機能をライン上でテストするシステムです。

 

車載レーダー波の出力パワーとともに占有帯域幅の測定ができます。
占有帯域幅の測定においては、出力パワーの周波数特性をモニタする必要があり、測定時間が長くなることが課題です。
本装置では、回路構成を工夫することによってこの課題をクリアしました。

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2.2.  ターゲットシミュレーター(パッシヴ)(主にレーダー評価用)

  2.2.1.  衝突防止レーダー用ターゲットシミュレーター(パッシブRTS)(近距離用)- 79GHz, 76.5GHz, 24GHz [RAT09]   2.2.2.  衝突防止用レーダー用偏波フリーターゲットシミュレーター [RAT15]
 

誘電体導波路により遅延線路を構成しているため伝搬モードがTEMモードであり、遅延時間に周波数特性がなく、金属導波管に比べて挿入損失が少ないパッシブレーダーテストシステムです。79GHz, 76.5GHz帯用、24GHz帯用の3種類のタイプがあります。

 

特徴
・偏波面フリー
・低ロス
・周波数が変わっても、ロスは変化しない
・電力を使用しない

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2.3.  ターゲットシミュレーター(アクティブ)

  2.3.1.  衝突防止レーダー用ターゲットシミュレーター(アクティブ)(遠距離用) レーダーテストシステム- 24GHz, 76.5GHz, 79GHz (RTS)ME7220A (主にレーダー評価用)[RAT01]   2.3.2.  衝突防止レーダー用ターゲットシミュレーター(アナログ)
(遠距離用、ムービングターゲット)ME7220E/F [RAT10]
 

・複数の目標物距離にある移動ターゲット(他車両または路傍物) をシミュレートすることで実状況での動作を保証
・様々なレーダータイプ(FMCWレーダー、パルスレーダー、UWBレーダー)に対応
・豊富な周波数バリエーション(2.4GHz、76GHz、79GHz)
・気候レーダにも対応(90~110GHz、110~170GHz)
・送信機・受信機・アンテナ性能を定量化することにより、レーダ モジュールの特性安定化が可能

 

RTS-DM-3に機能を継承・アップグレードしています。

ME7220E/Gは、前を走っている自動車に衝突するまでをシミュレーションする衝突防止レーダー用シミュレータです。このシステムを用いることにより、屋内でレーダーの移動標的に対する追尾性能を評価することが出来ます。 また、Pre-Crashのためのブレーキシステムの開発にも役立ちます。

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  2.3.3.  RTS - DM(Rader Test System Digital Delay)ムービングターゲット [RTS-DM-3]   2.3.4.  自動車背面模擬システム [ANT26]
 

レーダー波応答制御の完全デジタル化とアナログ技術の併用により、最短距離 2 mを達成、また距離解像度 15 cm (25 cm)、距離変化に対応するRCS制御などを達成した、高精度・高機能なRTSです。また、79G(4GHz構成)のアナログタイプもあります。

 

前を走っている自動車の背面をレーダーで観たときの反射波を実験室で模擬するシステムです。
反射する複数の場所を3Dで設定でき、しかも遠距離から近づいてくるときなどのために、距離に応じて反射帯の位置関係を自動制御できます。

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  2.3.5.  前方走行車 車線変更検知レーダーテスト用ムービングアンテナシステム [RAT19]   2.3.6.  サイドレーダー用疑似シミュレータ [SRS01]
 

前方を走行している複数の車両が車線変更していることを検知するレーダーを屋内でテストするためのムービングアンテナシステムです。なお、この他にムービングターゲットが必要です。

 

サイドレーダーの信号を受けて、距離、速度および角度を模擬することで、室内でサイドレーダーを評価可能にします。

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  2.3.7.  クロスロードターゲットシミュレータ [SRS02]   2.3.8.  イメージングレーダー [RCS05]
 

室内実験において、車庫から出るとき、後方を横切る車などの斜め方向の距離と速度を実現します。

 

対象物のRCSを3Dでリアルタイムに観察することができます。主に次の用途に適しています。
  • RCS(レーダークロスセクション)の測定
  • 車載用レーダーの対象物を概ねリアルタイムでイメージング
  • 侵入者監視、移動体監視(全周監視用オプションあり)
  • レベル計

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  2.3.9.  イメージングレーダー (高感度タイプ) [RCS11]   2.3.10.  耐震タイプイメージングレーダー [RCS08]
 

RCS05の改訂版です。FMCW化によって更に高精細なイメージングが可能になったほか、カメラ画像とイメージング画像を重ねて分析することができます。

対象物を3次元の画像で監視できます。耐震性があり、車などの移動体に搭載できます。SSDを外付けすることによって、連続10時 間のデータを記録できます。

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  2.3.11.  全周レーダー [RAD81]   2.3.12.  合成開口イメージングレーダー [RCS20]
 

全周囲(360°)の対象物を観察できます。雨または霧の中で車や通行人を見つけることができるので、自動運転車の開発に最適です。

合成開口方式により、従来のイメージングレーダーに比べて超高精細なイメージを取得できます。内蔵のカメラによって、レーダーのイメージング画像とカメラ画像を重ねることも出来ます。

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2.4.  レーダー付き自動車の改善

  2.4.1.  レンズフォーカスタイプ反射減衰量測定システム [EAS05]
 

ミリ波をレンズで絞って試料に照射し、その反射量を高精度に測定します。
反射波が送信部に戻る量を測定するS11タイプと、斜め入射し他端に出射するS21タイプの2つを選択できます。

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3.  センサーフュージョンタイプ自動運転開発向け

  3.1.  フュージョンテストシステム [SRS05]   3.2.  EMC対策プロジェクター [ANTIEMC-PROJECTOR-01]
 

スクリーンに投影されたシナリオに基づき、前方車両の距離/速度/RCS(電波の反射強度)などの情報を、RTS(レーダーテストシステム)とプロジェクターに送り、これに対するレーダーとカメラの反応を室内で検査・確認するシステムです。

 

EMC試験を行うときに用いるEMC対策済みのプロジェクターです。

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  3.3.  自動運転テストシステム [SDR02]   3.4.  室内ADASテストシステム [ATS02]
 

シナリオをスクリーンに投影させるだけでなく、 模擬GPS・カーナビを使用し、自車(テスト車両)の走行による地図上の位置情報の変化をリンクさせて、車載カメラ・レーダーのテストを行うシステムです。
自動運転車の開発に向けて、街頭での実車テストに近い室内試験環境をご提供します。

 

ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)に関連する主な機能として、ACC(Adaptive Cruise Control)、AEB(Autonomous Emergency Braking)、FCW(Forward Collision Warning)、 LDW(Lane Departure Warning)、LKA(Lane Keeping Assist)等が含まれます。これらの機能を室内でテストするシステムです。

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  3.5.  ADASのEMCテストシステム [ATS01]
 

ADAS車両は、大量のセンサーとコントローラを搭載しています。これらは、電磁波の干渉に敏感であるため、電磁環境が悪化すると、容易に機能の低下や故障が発生します。したがって、EMCテストは大変重要であり、連続スウィーピングテスト等を行い、ADASが正常に動作するかを確認する必要があります。

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4.  自動車の出荷時検査

  4.1.  レーダー、上下ビームずれ角度測定システム  [EES03]   4.2.  イメージングレーダー [RCS05]
 

自動車の正面の水平方向とレーダービームの上下の軸ズレを観測しながら、レーダーのビーム方向を調整するシステムです。
なお、レーダーがエンブレムの後ろにあって見えなくても、レーダーの高さが分かります。

 

エイミング時のレーダー波の床からの反射波の対策に最適です。

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  4.3.  自動車用近距離状況認識レーダー評価(測定)システム [RAT05]   4.4.  自動車点検・整備用レーダーテストシステム [RTSS01]
 

24GHzや76GHzのインパルスレーダーなどの評価システムです。
高速走行時に後方から接近する車両や車線変更時に後方車両の存在を知らせてくれるレーダーがあります。
これらに用いるレーダーは、微弱な電波で、しかも広い空間に電波を出します。

 

車載レーダーは、長時間の走行による位置ずれなどにより、最適なパフォーマンスを維持できなくなる可能性があります。このため、定期的に点検・整備を行う必要があります。

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5.  車検場・ディーラーなどでのテスト

  5.1.  自動車点検・整備用レーダーテストシステム [RTSS01]   5.2.  自動車点検・整備用単眼カメラテストシステム [CTS04]
 

車載レーダーは、長時間の走行による位置ずれなどにより、最適なパフォーマンスを維持できなくなる可能性があります。このため、定期的に点検・整備を行う必要があります。

 

シナリオに応じ、車載カメラが捉えた前方車の情報(信号)に対し、自車が適時・適切に反応できるかを室内で検証するシステムです。

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6.  レドーム、エンブレム、レーダーカバー評価

  6.1.  レーダーアライメントシステム(RAS)
(レドーム・エンブレム測定システム) [EES01A]
  6.2.  試料設置角度可変タイプ レーダーアラインメントシステム(RAS) (レドーム・エンブレム測定システム) [EES04]
 

わずか1,2秒で次の作業を実行できます。
①自動車バンパー付近のレーダーのアライメント調整
②レーダカバーの特性試験(挿入損失とビームチルト)

 

EES-01Aの機能に加え、試料の角度を垂直方向及び水平方向に柔軟に調整できます。

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  6.3.  自動車用エンブレム・レドーム評価システム
(往復透過減衰量の測定可、研究開発向け) [EES12-01]
  6.4.  自動車用エンブレム・レドーム評価システム
(往復透過減衰量の測定可、生産ライン向け) [EES12-02]
 

エンブレムなどの試料の平面上の各点、および前後・左右に首を振らせた各点の透過減衰量チルト角を測定できます。
また、往復の透過減衰量が測定できます。

 

EES12-01の生産ライン用です。
エンブレムなどの試料の中心部を水平方向に移動させ、直線状に透過減衰量・チルト角を測定します。
試料の取上げ~測定~取り外しまでの全過程を自動化でき、生産ライン向けに最適です。

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  6.5.  自動車用エンブレム評価システム
(反射減衰量対応、研究開発向け) [EES13]
  6.6.  自動車用エンブレム評価システム
(反射減衰量対応、生産ライン向け) [EES14]
 

ミリ波レーダービームに対するエンブレムやカバーの影響を評価します。
VNAを使用して周波数を微調整しながら詳細な評価を行うもので、研究開発用に適しています(VNAを使用しない簡易版はEES14です)。
透過減衰量(片道・往復)に加え、反射減衰量の解析ができます。

 

VNAを使用しないEES13の簡易版になりますが、透過減衰量(往復)に加え、反射減衰量の解析ができます。生産ラインへの導入も可能です。

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  6.7.  ミリ波カバービームチルト分布測定システム [EES20]   6.8.  エンブレム、レドーム等によるパターン歪み測定システム [ANM03]
 

エンブレムの後ろに衝突防止レーダーを配置する場合、エンブレムの透過減衰量とチルト角度(曲がり角度)を小さくする必要があります。
これらのパラメータの状況を、イメージングレーダーを用いて可視化するシステムです。

 

プローブアンテナの垂直方向と測定アンテナの回転移動を組み合わせ、円筒状にニアフィールド測定を行い、測定結果をファーフィールドに変換します。

エンブレムの裏面などのカバーに電波吸収シートを入れ、回り込み電波によるパターン劣化の改善効果を確認することなどにも適しています。

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  6.9.  エンブレム、レドーム設計用 多層板透過減衰量シミュレーションソフトウェア(斜め偏波対応) [SFW05]   6.10.  バンパー評価システム [BES01]
 

・最適厚みをシミュレーションするソフトです。希望の減衰量を実現する組み合わせをリアルタイムで算出します。
・誘電率や透磁率を、簡単なマウス・キー操作で自由に変更できます。
・物理層を4層までシミュレーションします。
・電波の入射角を変更できます。
・偏波として、 TM波、TE波に加え、斜め偏波(0°~90°)を含めた3パターンでシミュレーションが可能です。

 

・バンパーなどの大型の被測定物の透過減衰量, ビームチルト角を測定する装置です。
・4つの電波受信部を使用することで、被測定物の透過減衰量, ビームチルト角の測定ができます。
・被測定物は装置長手方向(X方向), 装置短手方向(Y方向), 高さ方向(Z方向) 位置の調整が可能です。
また、高さ方向(Z方向)を軸とした回転が可能です。
・これにより任意の位置の透過減衰量, ビームチルト角の測定が可能となっています。
・また、ロボットアームを使用し、バンパー全部分における任意の正確な場所を測定することが出来ます。

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7.  電波吸収シート / 電波暗箱 / 電波暗室

  7.1.  電波吸収シート(ピラミッド)  [EMC80]   7.2.  電波吸収パネル [EMC83]
 

キーコムの電波吸収シートは精度の高いεr'、μ'r測定システムおよび、電波吸収量測定システムを用いて開発・製造されています。

 

移動しやすい電波吸収パネルです。ご希望の周波数に合わせ、作成いたします。 キャスターなしとキャスターありの2タイプがあります。 この他、電波吸収ボックス、電波吸収室内室なども製作いたします。

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  7.3.  電波暗箱 [ANB02]   7.4.  電波吸収ボックス [EMC85/EMAB-79G-01]
 


小型レーダー、たとえば自動車衝突防止レーダーなどの距離精度、目標点でのパワー、 および上下、左右などの角度精度などを測定するための暗箱です。

 

自動車に取り付けられたレーダーなどをテストするための電波吸収ボックスです。 以下の特長があります。
  • 電波の反射が小さく斜入射波の吸収が大きい
  • コンパクトで設置および移動が容易
  • 高さ・長さの調整が容易
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      7.5.  3m法/10m法電波暗室 [EMA08]   7.6.  自由空間定在波測定システム [FSSWM02]
     

    様々な測定ニーズに対応した電波暗室で、3m法 と10m法に対応します。 国際規格に準拠したテスト環境を提供します。 自動車を搬入して試験を行うことも可能です。

     

    電波暗室内の無響特性を測定するシステムです。
    受信アンテナが電動で上下左右に移動、角度も柔軟に調整が可能で、より精度の高い評価を行うことができます。

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