特長
- 伝搬モードがTEM モードであり遅延時間に周波数特性が少ない。
- 金属導波管に比べて挿入損失が少なく、低利得のアンテナを用いても所望のレーダー断面積を実現
できる。
- 金属導波管方式よりもアンテナを小型化できるためアンテナ部からの不要反射を低減できる。
- 遅延線路部が非金属であり、レーダーに悪影響を与える遅延線路部からの不要反射が小さい。
- 動作部がないため、故障が少ない。
- 操作が不要のため、ミリ波レーダー搭載自動車の組み立てライン等に最適。
仕様
79GHzタイプ
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
周波数 | 79GHz±2GHz | - |
遅延距離 (L2) | 0.5~40m | - |
遅延線路方式 | 誘電体導波路 | - |
ターゲット模擬の方式 | 遅延線路末端を短絡 | - |
等価レーダ断面積 | 0.4m2 @79GHz | 条件:空間距離2m, 遅延線路内遅延距離8m, 周波数79GHz |
不要反射レベル | 末端短絡部の反射に対して-40dB以下 | 条件:末端短絡部の手前5m~末端短絡部の間 |
遅延線路収納部外形寸法 | Φ300 × 300mm(H)以下 | - |
アンテナ利得 | 30dBi @76.5GHz | - |
アンテナの偏波 | 偏波 0°, 45° (右、左指定) | - |
アンテナのボアサイトシフト | 2°以下 | - |
76.5GHzタイプ
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
周波数 | 76.5GHz±1GHz | - |
遅延距離 (L2) | 0.5~40m | - |
遅延線路方式 | 誘電体導波路 | - |
ターゲット模擬の方式 | 遅延線路末端を短絡 | - |
等価レーダ断面積 | 0.4m2 @76.5GHz | 条件:空間距離2m, 遅延線路内遅延距離8m, 周波数76.5GHz |
不要反射レベル | 末端短絡部の反射に対して-40dB以下 | 条件:末端短絡部の手前5m~末端短絡部の間 |
遅延線路収納部外形寸法 | Φ300 × 300mm(H)以下 | - |
アンテナ利得 | 30dBi @76.5GHz | - |
アンテナの偏波 | 偏波 0°, 45° (右、左指定) | - |
アンテナのボアサイトシフト | 2°以下 | - |
24GHzタイプ
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
周波数 | 23.5GHz - 29.5GHz | - |
遅延距離 (L2) | 0.5~40m | - |
遅延線路方式 | 誘電体導波路 | - |
ターゲット模擬の方式 | 遅延線路末端を短絡 | - |
等価レーダ断面積 | 0.4m2 @24.15GHz | 条件:空間距離2m, 遅延線路内遅延距離8m, 周波数24.15GHz |
不要反射レベル | 末端短絡部の反射に対して-40dB以下 | 条件:末端短絡部の手前5m~末端短絡部の間 |
遅延線路収納部外形寸法 | Φ800mm×410mm(W) | - |
アンテナ利得 | 19dBi @24.15GHz | - |
アンテナの偏波 | 偏波 0°, 45° (右、左指定) | - |
アンテナのボアサイトシフト | 1°以下 | - |
オーダー情報 - 部品番号(もしくはご要望) をお知らせください
部品番号 | 詳細 |
---|---|
PRES-79G-20m-RCS-03 | 79GHzタイプ |
PRES-79G-20m-RCS-03-A* | |
PRES-76.5G-8.0m-RCS-03 | 76.5GHzタイプ |
PRES-24.15G-8.0m-RCS-03 | 24GHzタイプ |
*-A(オプション): パワーメータ取付フランジ付
*レンズアンテナとホーンアンテナのセットにより、空間距離を15cmまで縮められるオプションがあります。
部品番号 | ML-150-03 |
構成
データ例
周波数範囲60-66GHz ベクトルネットワークアナライザによる測定(アンテナを除く)
○時間応答○周波数応答