主な測定対象
二次電池・燃料電池の特性評価、腐食のモニタリング、コンクリートの劣化等
※測定物の容量などは要相談測定結果の表示
測定結果は、ナイキスト線図とボード線図で表示され、csvもしくはtxtファイルで測定結果の保存ができます。
測定例 * H2SO4溶液中の鉄のケース
ナイキスト線図(Nyquist diagram)表示 |
ボード線図(Bode diagram)表示 |
H2SO4溶液中の鉄のインピーダンスの時間変化グラフ(エクセル出力) |
トピック:電池集電体の評価
次のデータは、集電体にカーボンコート箔と電解コンデンサ用のプレーン箔を用いて作製したリチウムイオン電池の直流内部抵抗と交流内部抵抗の経時変化を調べたものです。
なお、リチウムイオン電池は60℃で保管し、交流内部抵抗は100Hzで測定されています。
交流内部抵抗は、直流内部抵抗よりも低くなります。これは、直流内部抵抗が、測定端子なども含める電池内の全ての抵抗成分を含んでいるのに対し、交流 の場合、接触抵抗のみを主に反映しているからです。
また、電池は、集電体、正極、負極、活物質、導電助剤など、様々な物質が接触することで形成される界面での抵抗を含むため、直流のみでは、電池構成の更なる改良にはつながりません。
このため、電気化学インピーダンス法が重要になってきます。