300GHz~1Hz(超高周波/ミリ波/マイクロ波/超低周波)のキーコム
ご要望に応じて少量から設計・製作・測定 致します。

ネットワーク接続自動運転車
OTA(Over-The-Air)方式EMCテストシステム

Model No. ATS03
Feature

自動運転車の動向として、①ADASシステム②ネットワーク接続システムを備えた自動車が主流になっています。
すなわち、①車内に搭載されたレーダー・カメラを通じて捉えた情報のみならず、②ネットワークを通じて車外から収集した情報をもとに走行の判断をしたり、自車の運行情報を車外に送信するなどして、自車・他車の安全な走行を確保することが求められています。
キーコムでは、②ネットワーク接続システムに対応したEMCテストシステムも開発・提供しております。

自動運転車のネットワークの接続システムの概要

ネットワーク接続システムは、車両と基地局、クラウド等で構成されています。
次の図に示すように、無線通信技術を使用して、車両と車両の間(VtoV)、車両と路側器の間(VtoI)、車両とクラウドの間で情報のやりとりを行います。

これらの通信は無線通信によって行われるため、EMCテストの実施に際しては、無線通信実験を通じて通信機器の動作確認や不具合改善を行うOTA(Over-The-Air)方式が必須になります。


ネットワーク接続システムのOTAによるEMCテスト

ネットワーク接続システムのEMCテスト環境を次の図に示しました。
テスト車両には、衛星用アンテナと通信用アンテナがあり、図の上側は、各種試験を行うための信号発生器とそのアンテナを示しています。
また、EMCテストによる受信信号の乱れを測定する目的で、主に誤り率を測定するシステムを構築しました。
なお、テストの主眼はイミュニティテストですが、車両から発生するノイズも測定できるように、エミッション用のアンテナも設けました。

オーダー情報

ご要望やご質問を、Eメール(info@keycom.co.jp)、もしくは電話にてお気軽にお伝え下さい。
担当者より、ご要望を踏まえたシステムをご提案させていただきます。