鳥観測用レーダー
Model No.
RAD80
風力発電事業において重大な課題である稀少猛禽類等(注1)のバードストライクを抜本的に解決するために、
鳥類の飛翔座標、飛翔速度、方向等を捕捉し飛翔パターンを把握するレーダー技術を開発・実証しています(注2)
【Notes】
- 注1 : 稀少猛禽類等としてはオジロワシ、オオワシ、イヌワシ、クマタカ等を想定しています
- 注2 : 本技術は、環境省「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業
(3Dレーダー技術を活用したバードストライク対策システムの開発実証)」により環境省の委託を受けて
キーコム株式会社、株式会社エックス都市研究所、アジア航測株式会社等が共同開発しようとしているものです
(平成26年度~平成28年度までの3ヵ年を想定)
Feature
- 鳥類の飛翔高度も測定できる3Dレーダー
- 補足後、追尾モードに切り替えることで飛翔パターンを把握します。(種類別に使用)
- 高度のクラッタ抑制性能を有しています
- 鳥の羽ばたきの状況に応じたレーダーデータが取得可能です
紹介映像 - 具体的な説明をご覧ください
主な仕様
項目 |
内容 |
分解能 |
距離分解能 : 15m (帯域幅相当値)
方向分解能 : 2.2度 (測角精度:0.2度rms)
仰角分解能 : 25度 (測角精度:0.5度rms) |
データレート |
4 秒/回 |
レーダ方式 |
機械回転アンテナ仕様のパルスドップラ方式 |
周波数 |
X 帯 |
送信電力 |
320W |
クラッタ抑圧性能 |
グランドクラッタに対して80dB 以上 |
取得/表示データ |
目標のPPIスコープ表示
目標の移動ベクトル
目標のRCS評価値
観測領域の地図表示(背景画像)
識別モードによる鳥の種別の把握
受信データの保存/再生 |