ロボット用補償導線

ローリングフレックス、屈曲およびねじれ寿命の長いロボット用の補償導線です。
熱電対を計器まで延長することは不経済なため、もっと安価でしかも熱起電力が熱電対と等しい線を延長線として使用します。これを補償導線といいます。なお、熱電対と補償導線との接続点の温度は、-20°C ~200°C (JIS:-20°C ~150°C 、ANSI:0°C ~200°C )の範囲に限られます。

キーコムの補償導線はガラス繊維を使用していませんのでホコリが出ません。しかも配線時に手などがチクチクしたりしません。
なお、キーコムではJIS規格の導体を使用しています。
*接続点温度が200°C になる場合はご相談下さい。
*この補償導線の使用できる周囲温度は-25°C~105°C です。(接点温度部は-20~150°C)

*屈曲寿命が非常に長いです。
*曲げ半径をケーブル外径の10倍にして、前後に180度ずつ屈曲して1回とし、300万回後、
　　・導体抵抗の上昇は認められませんでした。
　　・ジャケットに切れなどは発しませんでした。
　　・ケーブルを分解したとき、導体切れ、絶縁体切れなど、異状は認められませんでした。