300GHz~1Hz(超高周波/ミリ波/マイクロ波/超低周波)のキーコム
ご要望に応じて少量から設計・製作・測定 致します。

周波数変化法
フリースペースタイプ
比誘電率, 誘電正接, 透過減衰量, 電波吸収率
ミリ波・マイクロ波 測定装置・システム [ε'r, tanδ/Dk, Df]
2.6 ~ 330GHz

Model No. DPS10
電波暗室不要! 簡単な測定に正確な値!! エンブレム、レドーム、切断できない試料、厚い材料、メタマテリアルの測定に最適
70℃~+300℃測定可!
自由空間で測定可能な、電波暗室が不要な誘電率/誘電正接測定システムです。
切断できない試料や厚い材料の測定に向いています。
従来からの一般的なフリースペース計算手法である  Sパラメータ法[DPS24]では精度が出ないために新規開発した手法です。
Sパラメータ法と比較し、0校正し、測定するだけの簡単さ、PTFEでも測定できる正確さが特長です。

平板に電波を照射したときの透過減衰量の周波数特性がεr'に依存することを用いた測定法で逆推定法を用います。
同軸管タイプや導波管タイプと違い、フィクスチャ内にサンプ ルを入れないため、エア・ギャップによるエラーが発生しません。
なお、アンテナにレンズを取り付けていますのでコンパクトにかかわらず、サンプルを平面波で測定でき、高い測定精度が得られます。
また、アンテナ近傍にサンプルをセットできるので、サンプルを小さくできます。
装置タイプにより、電波吸収率も測定可能です。
エンブレム、レドーム設計用多層板透過減衰量シミュレーションソフトウェア SFW05 もご用意しております。

特長

*値が正確です。
*測定がとても簡単です。Sパラメータ法はTRL校正をしなくてはならず、非常に手間がかかります。周波数変化法は0校正し、測定を行うだけです。
*簡単なので、異方性の確認をすぐに行えます。多くの素材に異方性があります。
*材料は均一分布と思っていても、均一ではないことがあります。その場合もすぐに確認ができます。
*他の測定法に比較し、試験片に対する制限が 少なく、準備が容易です。

電界方向

基本セッティング:地面に垂直、試料面内(平面)方向に縦または横 ⇒ 試料面内方向の異方性の確認が可能

仕様

測定周波数 2.6GHz~18GHz/ 18GHz~330GHz
※測定範囲内の有意レンジ
比誘電率 測定範囲: 1.5~150
Accuracy( 繰り返し精度): ±1%もしくは ±0.01 (ネットワークアナライザの精度に依存する)
繰り返し精度+真の値に対する正確度(PTFEを基準とした): ±3% (測定理論および治具の設計に依存する)
誘電正接 測定範囲: 0.0001~20    
Accuracy( 繰り返し精度): ±2% (ネットワークアナライザの精度に依存する)
繰り返し精度+真の値に対する正確度(PTFEを基準とした): ±5% もしくは ±0.0001 (測定理論および治具の設計に依存する)
温度範囲 DPS10-05ex: -70℃~+300℃
DPS10-05: -40℃~+150℃
その他: 常温
試料の大きさ @2.6GHz
600mm x 600mm 以上
@18GHz
150mm x 150mm 以上
@76.5GHz
80mm x 80mm 以上
試料厚み 1mm~
電波が十分に減衰する厚み
測定対象 エンブレム、レドーム、樹脂、ガラス、GFRP、ハニカム材、木材、コンクリート、メタマテリアル等

データ例

石英

測定周波数 測定結果
比誘電率 誘電正接
23GHz
(16GHz~30GHz)
3.81 0.0003
250GHz
(240GHz~260GHz)
3.81
開放型共振器(JIS R 1660-2)での測定結果@256GHz:3.82
0.0016
開放型共振器(JIS R 1660-2)での測定結果@256GHz:0.0015
23GHz
sekiei-01

250GHz
sekiei-02

ポリカーボネート

測定対象 ポリカーボネート
試料厚さ 4.95mm
測定周波数 50GHz近辺 (40GHz – 60GHz)
測定結果 比誘電率 2.60
誘電正接 0.006


構成

DPS10-MD01

H475mm x W1100mm x D700mm(標準)

DPS10-MD02

H350mm x W1725mm x D160mm(標準)

DPS10-MD03

H2350mm x W520mm x D520mm(標準)

DPS10-MD05

H820mm x W200mm x D200mm(標準)※治具のみ

LAF-2.6A+

LAF-26.5A, LAF-26.5B

LAF-26.5A   LAF-26.5B
 

オーダー情報 - 部品番号(もしくはご要望) をお知らせください

品名 詳細 部品番号 商品コード
本体 18GHz~67GHz用(アンテナ角度変化可能) DPS10-01 DPS10-MD01
18GHz~330GHz用(アンテナ角度変化可能、ミリ波モジュール台有) DPS10-07 DPS10-MD07
18GHz~330GHz用(ミリ波モジュール台有) DPS10-02 DPS10-MD02
2.6GHz~18GHz用 DPS10-03 DPS10-MD03
60GHz~90GHz用(-70~+300℃対応) ※他の周波数帯も作成可 DPS10-05ex DPS10-MD05-H300
60GHz~90GHz用(-40~+150℃対応) ※他の周波数帯も作成可 DPS10-05 DPS10-MD05-H150
60GHz~90GHz縦型 ※周波数拡張性なし ※他の周波数帯も作成可 DPS10-06 DPS10-MD06-H150
2.6GHz~26.5GHz用(電波吸収率測定用 EAS03) LAF-2.6A+ -
26.5GHz~110GHz用(電波吸収率測定用 EAS03) LAF-26.5A -
オプション 試料台回転オプション(手動/0.1°) DPS10-02OP01 -
アンテナ(同軸導波管変換器付) 2個 周波数範囲 1.70-2.60GHz (WR-430) RH430S14SMA(f)7 -
周波数範囲 2.60-3.95GHz (WR-284) Rh284S14SMA(f)7
周波数範囲 3.95-5.85GHz (WR-187) RH187S16SMA(f)7
周波数範囲 4.90-7.05GHz (WR-159) RH159S17SMA(f)7
周波数範囲 5.85-8.2GHz (WR-137) RH137S18SMA(f)7
周波数範囲 8.2-12.4GHz (WR-90) RH90S19SMA(f)7
周波数範囲 12.4-18GHz (WR-62) RH62S22SMA(f)7
周波数範囲 18-26.5GHz (WR-42) RH42S23SMA(f)7
周波数範囲 33-50GHz (WR-22) RH22R23APC2.4(f)7
周波数範囲 26.5-40GHz (WR-28) RH28S23SMA(f)7
アンテナ(導波管接続) 2個 周波数範囲 50-75GHz (WR-15) RH15S10 -
周波数範囲 75-110GHz (WR-10) RH10S10
周波数範囲 110-170GHz (WR-6) RH06S10
周波数範囲 170-260GHz (WR-4) RH04S10
周波数範囲 220-330GHz (WR-3) RH03S10
計算ソフトウエア(Windows対応) 周波数変化法ソフトウェア DMP-002040619-01 -
校正、グラフ化用ソフトウェア DMP-20
恒温槽制御プログラム ESPEC対応 DMP-X -
エンブレム、レドーム設計用
多層板透過減衰量シミュレーションソフトウェア
誘電率や透磁率を用いて、4層まで透過減衰量をシミュレーション可能です。
入射角変化、TM波・TE波も設定でき、エンブレム設計に最適。
SFW05 -
測定用同軸ケーブル 2本 例)CM06D-APC2.9(m)APC2.9(m)-1000 -
GPIB接続ケーブル - GP-01 -
ベクトルネットワークアナライザ お持ちでない場合には、御見積りいたします。 VNA -
Windows ノートPC セッティングサービス および 使用方法説明込 CP -

主要顧客 (地域または国, 売上)

Industrial Technology Research Institute (ITRI) (Taiwan, -), H(Japan, US$150 billion), H (Korea, US$20 billion), T(Japan, US$3 billion), M(Korea, US$6 billion), M(Japan, US$6 billion) etc.